概要

河川台帳は、河川管理の基礎となるものです。
自然の存在である河川には、多くの制約があり、未だ完備されていないのが現状です。河川管理や整備を適切に行うためには、河川の現状、河川管理施設、占用工作物及び水利権等の状況を総合的に管理する必要があります。
本システムの特徴は、これらを総合管理するために測量成果図から点の記に至るまで河川区域の管理に必要な情報を管理して、河川管理者の日常業務の効率化と住民に対する迅速な対応、更に緊急時の迅速な現状閲覧が可能なシステムです。

特徴

• 河川台帳調書と測量成果を一元的に管理できます。
• 敷地構成図と土地所有者調書が連動しており、位置検索が簡単にできます。
• 検索用地図として住宅地図も採用、境界点近隣住民を検索できます。
• 測量点に、座標・点の記等がリンクされており、資料の検索が簡単に行えます。

機能

• 地図表示（全域図、管内図、河川図、住宅地図）
• 検索（目標物、橋梁、住所、表札名）
• 区域平面図表示（区域平面図、敷地構成図、確定根拠図）
• 測量成果表示（基準点網図、境界点網図、横断図、動向図、公図、求積図、点の記、成果表）
• 距離／面積計測
• 印刷（調書・図面（縮尺指定、任意縮尺））
• メモ機能
• 旧河川台帳表示
• 河川台帳調書表示（甲、乙、丙１～６）

各機能の紹介

■河川区域図管理
地図又は検索から場所を特定して区域図及び測量成果を表示します。地図の表示は「全域図」→「管内図」→「河川図」と段階的にエリアを絞りながら目的の区域図を表示します。
タブにより閲覧する図書の切り替えを行いマウスによる拡大・縮小・スクロールが自由に行えます。
測量点などからは関連する図書を直接表示する事もできます。

■旧河川台帳管理
旧河川台帳案内図から旧河川図（旧河川台帳図をシームレスに繋げた状態）を表示します。
必要に応じて指定された場所の旧河川台帳図（原図）を閲覧する事もできます。

■河川台帳調書管理機能
河川現況台帳調書は、河川台帳の様式の甲、乙及び丙１～６の内容の他　水利名称、河川名称及び区間や河川延長を管理します。

動作環境